USTREAM ASIA本社一階で開催された、CEREVOの新製品LiveShellの発表会に行って来ました。同日の昼過ぎから行われていた、記者会見がUstream中継されていたので、概要は知っていたとはいえ、現物を見て色々と聞いてみたいと思い、自転車で築地まで行って来ました。
新製品のLiveShellには、初代CEREVO LIVEBOXでのユーザーのフィードバックが反映されていて、かなり手軽にUstream配信が出来る製品になっていました。
小さくて、軽くて(108g)、電池で動く。
単三電池3本(eneloop proで三時間) で、配信出来て。電池交換時にUSBから給電すれば電源落ちずに配信を続けられる。(ホットスワップ機能)
同梱品が熱い
60cmHDMIケーブル、3極ミニピン-RCAメス、アクセサリーシューメス>三脚穴メス の変換。カメラがあれば使えるところは、家電感ありますねー。
安い。
映像配信機器として、スマートフォン〜PCの中間を狙ったとのこと。価格の面でも、PC用の配信周辺機器を揃える場合の予算に十分収まる、26800円。2011年中に販売、予約は公式サイトから可能。
以下、気づいたことなど
操作方法
本体スイッチでの操作を前提とせず、本体では電源ON/OFFのコントロール程度として、スマートフォンやらPCから操作するのが基本となっている。コントローラーとしてのiPadは、色々なところで見かけますし、使い勝手は良いですよね。
テロップの話
当日のデモでは、明朝体でカラーも三色程度だったが、フォントとか色については、追加して行く予定とのこと。画像も載せられるが透過PNGには非対応(チップセットの仕様)。
出力形式について
H.263エンコード(Ustream側でトランスコードしてiPhoneなどでも見れる)
配信ビットレートは、最大2Mbpsまで設定項目あり、実測で1.5Mbps程度とのこと
配信時は、704x396pix(4CIF規格とすると704×576、30Fから切り出し??)
価格と扱いやすさからしたら、画質は必要十分という印象を持ちました。
秋葉原の定点Ustで画質が確認出来ます。
USB Audioの入力は出来る?
USBポートには動作保証外だけど、モバイルルーター直結して動いたりもするので、Audioストリーム受けれるように開発する可能性も無いわけじゃないけど、いまのところは未定。
APIを公開するの? → 検討中
入力の切り替えについて→
HDMI/RCA(Line)/Mic(ST)に対応しており、音声は常にミックスしている。映像は、HDMIとアナログコンポジットの切り替え指令をしてから取り込む。切り替え時のショックはフリーズミックスにするなどで処理出来るように検討したいとのこと。
L型プラグを備えた60cmHDMIケーブルは、たしかに扱いやすい長さ。
以前よりも液晶の視認性もアップし、ボタンも押した感触が感じられるものに。
配信コントローラーは、ウェブブラウザから行う。こちらも、LiveBoxから比べると、格段にわかりやすくなっている。
そういや、オーディオのマスターボリューム、最大値は100で良いと思うんだけどなぁ。
マイク端子もプラグインパワータイプのステレオが付けられるので、意外と使うこと多いかもなぁ。
で、話を聞いていて、多分こうなんだろうなぁ、という操作の流れ。
(>中の人 致命的な間違いあればご指摘ください)
結論は、配信入門機としては現状ベスト。
企業や行政の広報担当者が、USTREAMの仕様やら映像音声で悩むために時間使うくらいなら、Twitter/Facebookへの対応•最適化に時間を使った方が、効果が高いので、買って損は無し。その時間と予算を使って、企画に注力出来る訳なので面白い企画が出てくることに期待をしたいところ。
配信の技術的な部分では、構図と集音が改めて肝となるので、機材買い足すよりも、撮影集音の練習を改めて復習する講座とか、また企画しますかね。
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