新宿武蔵野館で「イントゥ・ザ・ワイルド」を
レイトショーで観る。
随分話題なので、テーマ的には微妙だけど観に行ってみると
レディースデーということもあり、60-70名程度入っていた。
すべてを捨てアラスカへと放浪の旅へ出た裕福な青年の心の軌跡を描いた人間ドラマ。ショーン・ペンが監督を務め、原作は冒険家ジョン・クラカワー著のノンフィクション小説「荒野へ」。前途有望な未来を捨て自由を選択したすえに悲惨な最期を遂げる若者を演じるのは『ロード・オブ・ドッグタウン』のエミール・ハーシュ。『ダーティハリー2』のハル・ホルブルックが、愁いをたたえた老人の役で登場。青年が足を踏み入れていく、美しくも厳しいアメリカの大自然の映像も圧巻。Yahoo映画より
で、観た感想は「ほぉー」の一言くらいかなー。
そもそも、裕福なアメリカの若者が持つ苦悩に感情移入出来ないというのが
大きいけど、演出次第でその苦悩はもっと描ける気がするし、
音楽の入れ方も、編集のタイミングもかっこわるくはないけど、
雰囲気重視な感じでちょっとキツい。。
雰囲気重視というのは、バーカウンターにあるモニタで
流れてるなら、楽しめるかもしれないけどという意味。
2時間以上椅子に座らされて見るには辛い。
結局、全編を通じて「ドラマ」が見当たらなくて、
主人公とふれあった人たちの描き方も大雑把すぎて
(そこがアメリカなのかもしれないけど)
魅力的に見えてこない。
主人公は、
人の醜さみたいなものに嫌気がさしているはずなんだけど、
その感じたはずの、人の醜さがこちらに伝わってこないので
好き勝手やってるやつが
北に向かっていって死ぬ話。
なんて、思ってしまいました。。
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